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移行作業:VPSと同条件でユーザーを作成
本ページは 2016-09-30 更新されました
以下の手順でVPSと同条件で多数のユーザーをshellから作成することができます。
ユーザー数があまり多くない場合は、S.Panelコントロールパネルから作成することをお勧めします。
ドメイン管理ユーザーをS.Panel コントロールパネルから作成する
すべてのドメイン管理ユーザーをS.Panel コントロールパネルから作成してください。
この過程ではVPSと同条件で作成してください。条件を変更する場合は、ユーザー作成がすべて完了後に改めて行ってください。メール管理ユーザーをS.Panel コントロールパネルから作成する
メール管理ユーザーが存在する場合は、すべてのメール管理ユーザーをS.Panelコントロールパネルから作成してください。
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作成するユーザーの情報を整理する
作成する各ユーザーについて以下の情報を収集します。
この過程ではVPSと同条件で指定してください。login ログイン名(ユーザー名) crypted 暗号化済のパスワード(注1) fullname 本名(注2) shell /sbin/nologin mail メール利用の有無、利用する場合は y 、しなければ n(注3) ftp FTP利用の有無、利用する場合は y 、しなければ n(注3) quota 利用可能ディスクサイズを MB 単位で(注3) domain 所属するドメイン名 email 利用するメールアドレス spamassassin spamassassin利用の有無、利用する場合は y 、しなければ n(注3) fileman ファイル管理利用の有無、利用する場合は y 、しなければ n(注3) (注1)暗号化済のパスワードは、FreeBSDの場合は/etc/master.passwdに、Linuxの場合は/etc/shadowに記載されています。
以下のような各ユーザーごとの記述の最初の:と次の:に含まれた部分です。/etc/master.passwd tadao:$1$gwSdr8ad$4x4u6dRDCO9yBy2OC5cR2/:1207:1207::0:0:Tadao Mochizuki:/home/tadao:/sbin/nologin /etc/master.passwd tadao:$1$0PkjWWXN$L/OY7ScOQ3xnSakMdy3tI.:16608:0:99999:7:::
(注2)S.Panel上では日本語での入力が可能ですが、shell作業時は英数半角のみを利用し、後にS.Panel上で日本語表記に変更してください。
(注3)--mail=y、--mail=n のように指定します。
コマンドを作成する
収集した情報から以下のコマンドを作成します。
vadduser --login=<username> --crypted='<encrypted-password>' --fullname="<full-name>" --home=/home/<username> --shell=/sbin/nologin --mail=y --ftp=<y,n> --quota=<quota-in-MB> --cpx --domain=<domain> --email=<email-address> --spamassassin=<y-or-n> --fileman=<y-or-n> <>内には上記で収集した値が入ります。 以下は具体例です。 vadduser --login=nagoya --crypted='$1$Fv6YCN0u$kXE6QLfETR5eVKyvusQf2/' --fullname="Cyber Vision Hosting Nagoya office" --home=/home/nagoya --shell=/sbin/nologin --mail=y --ftp=n --quota=100 --cpx --domain=desigh-japan.net --email=aichi@desigh-japan.net --spamassassin=y --fileman=n
暗号化済のパスワードは ' (シングルコート)内に記述してください。本名は " (ダブルルコート)内に記述してください。コマンドを実行する
作成したコマンドをroot権限で実行します。
Account setup complete.
と表示されれば成功です。