フリーウェアに頼らない技術力
スタジオインデックス様は、クライアントに分かりやすく説明をし、認識のズレをできる限りゼロにするため、【画面遷移】というツールを利用した提案を根底において成功しているが、その裏にはフリーウェアには頼らず、独自のシステムを構築することができる、確かな技術力があることも事実である。
独自システムの詳細については以下URLをご覧いただきたい。
http://www.indexstyle.com/products/
このコーナーでは数多くの独自システムのなかから、【メールログ解析ツール】について話を伺った。
<情報漏洩に対する社内意識の改革と抑止力としてのメールログ解析ツール>
--≪プログラムはフリーのものでは満足出来ない、といったお客様にも対応出来ます≫とHPにも書かれていますが、具体的な事例をご紹介いただけますか。
サーバー上のメールの送受信内容を保存することで、社内の機密漏洩や私用メールに対する抑止効果を実現することが可能なメールログ解析ツール。
(主な特徴)
* 本文やタイトル、キーワードや対象月でのメール検索が可能
* メールログリストの一覧表示が可能
* 一括ダウンロードではメールを必要な出力形式に変換してダウンロードできる
(テキスト・CSV 形式・OutlookExpress インポート形式など)
* メールログ解析のビジュアル化(グラフ表示)
* ユーザー別ログ解析表示
--開発のニーズとしてはどのような背景があったのでしょうか?
送信ログをとって、社内の機密情報漏れがないかを見るというのが最大の目的です。
受信ログは比較的取りやすいのですが、送信に関してはウィルスチェック同様検閲しないのが一般的ですので、ログを取るには特殊な技術が必要です。
【Mail Manage】システムは、送信も受信も検閲・ログの取得ができるよう、弊社で1から開発しました。
本体はC言語で、内容を保存したり表示させたりという部分はPerlで書いてあります。」
--社員がどんな情報をやり取りしているのか、ということをチェックする、ある意味において≪社員を信用していないシステム≫であるとも思いますが、どのような企業が必要としているのでしょうか。
こういったメールログ取得システムが入っていれば、社員が襟を正すという意味で一定の抑止力があると思っています。」
--実際にこのログ解析ツールで、どのような情報が分かるのでしょうか。
--一般的なフリーのメールログ解析ツールとはどこが違ってどう利便性が高いのでしょうか?
ですから、メールクライアントにソフトをいれるものと比較すれば、ログの取得漏れが少ないと思います。
また、ハードウェアを買わなければいけないものと比較すれば低コストで実現が可能です。」
< Qmail が魅力的な理由>
--【Mail Manage】のMTAは何を利用されているのですか?
ブラウザとメールクライアントがあれば設定が可能です。」
メール転送エージェント (MTA、Mail Transfer Agent) は電子メールを相手方に送信するためのメールサーバー機能のなかで中心的な機能。
メーラーからSMTPなどでメールを受信し、相手別に振り分け、メール配送エージェント(MDA)へ振り分ける機能を持っている。
MDAとMTAはセットや一体になっている場合も多く、メールサーバー全体のことをMTAという場合もある。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2007年6月26日 (火) 00:42
--御社のMTAも Qmail を利用されていらっしゃるとお伺いしましたが、理由を教えていただけますか?
Qmail 自体は開発が終っているため、パッチでしか機能向上をすることができませんが、過去にセキュリティホールがひとつも見つかっていないという強固なセキュリティや、高速性に魅力を感じています。
バージョンアップが終ってしまったのは不利なところという理解もあるかもしれませんが、技術力さえあれば問題ありません。
Sendmail のように頻繁にバージョンアップがあると、パッチのあてようもないことがありますし、パッチを当てるポイントを改修する必要が出てきたりと手間がかかります。
弊社では Qmail が≪バージョンアップしないこと≫をメリットとして捉えています。」
--セキュリティが高いという噂があって導入されたということですか?
また、 Sendmail は送信の部分、受信の部分、MTAの部分がひとつになっていると思うのですが、 Qmail の場合はそれぞれに細分化されているため、ひとつ乗っ取られても他に影響を与えることがないのです。」
--セキュリティの心配をほとんどしなくていいというのは、大きなメリットですか?
また、安定性というのも大きなメリットだと思います。
Qmail を利用し始めてから、一度も止まったことがありません。
もちろん基本的な管理やシステムの向上という意味で手をいれたことはありますが、システムのメンテナンスという意味で、≪システムが止まってしまったから復旧させよう≫ということは一度もありません。」
--では御社のクライアント様のサーバー構築からされる場合、 Qmail をお勧めされますか?
やはりバージョンアップされる Sendmail の方が安心だというお客様もいらっしゃいますので。」
-- Qmail のGUI( Qmail admin )についてお伺いしたいのですが、Qmail admin ではドメインが増やせないと聞きますがいかがでしょうか。
【ドメイン管理者】という概念しかなく、それよりも上の【サーバー管理者】という管理権限がないので、その点については弊社で独自のシステムを開発し、そちらでドメインを増やすことができるようにしました。
しかし、 Qmail admin はユーザーインターフェースをカスタマイズしにくく、また、もともと英語のソフトですので、直訳的な表現が多く分かりにくいといった問い合わせをクライアント様から受けたことがあります。
いずれはそういったグラフィカルな部分を含め、メールやドメインの増減までも管理できる、 Qmail admin に変わるような独自のシステムを実現できるのではないかと考えています。」
グラフィカルユーザインタフェース(Graphical User Interface, GUI, グイ)はコンピュータグラフィックスとポインティングデバイスを用いて、直感的な操作を提供するユーザインタフェース。
キャラクタユーザインタフェース (CUI) と対比して語られることが多い。
グラフィカルユーザインタフェースは、視認性、操作性に優れ、直感的な操作が可能なため、広く普及し、現在では主流のインタフェースになっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』最終更新 2008年1月14日 (月) 08:48


--これだけ御社で Qmail のメリットを経験値としてお持ちだと、利用を勧められる業種や企業というのがあると思うのですがいかがでしょうか。
特に重要な個人情報を多くお持ちの企業は、セキュリティに投資するという意味で Qmail を導入するという選択肢は十分にあると思います。
セキュリティホールが過去にひとつもない、というだけで大きな魅力ですし、価値があるのではないでしょうか。
ただし Sendmail との互換性は全くありませんので、大きなシステムをすでに構築されている場合の乗り換えということになると、それなりの期間とコストがかかると思います。」
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