Q :
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V-Hosting は、V-Server システムの全てについてサポートされていますか。
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A :
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はい。
V-Hosting は、基本仕様(Server A)、汎用仕様(Servers B and C)のそれぞれについて機能します。
但し、基本仕様(Server A)では、V-Host に FTP 利用権を付与する "vadduser" が使えないため(他のコースに比べて)機能性が劣ります。ですから、システム管理者であるSPEEDEXメンバー様は、顧客のファイルのアップロードを自ら行わねばなりません。しかし、それでも cgi-bin と電子メールのエイリアスは顧客による利用が可能です。
汎用仕様(Servers B and C)で V-Hosting を使うよう弊社はお勧めはしますが、Server A であっても技術的な限界があるわけではありません。手間ひまがかかるというだけです。
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Q :
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www.myclient.com (www.myclient.co.jp)の名で顧客の V-Hosting をする際、ドメイン名を InterNICあるいは JPNIC に登録しなければならないと考えて宜しいでしょうか。またその場合、SPEEDEX は登録サービスをしてくれますか。
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A :
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はい。
SPEEDEXメンバー様はどんな追加ドメインについても InterNICあるいは JPNIC への登録をしなければなりません。新規ドメインのI申請費用は\20,000、ドメイン名維持費用は InterNIC の管理するトップドメインについて2年間 \10,000、JPNIC の管理するJPドメインについて1年間 \10,000となります。加えてドメイン追加・サーバー初期設定費 \5,000が必要です。 InterNIC, JPNIC への登録はすべて SPEEDEXが行いますので、SPEEDEXメンバー様が管理している V-Server への新ドメイン名設定はSPEEDEXホームページの「ドメイン申請」オーダーフォームをお使い下さい。
http://www.speedex.ne.jp/order/
(希望しているドメイン名が使えるかどうか、まず最初にドメインチェック・フォームで確認して下さい)
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Q :
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V-Host package が telnet でのアクセス(shellアカウント)を用意していないとすれば、サブホストされる顧客は、どうやって自分のデータをサーバにアップロードするのでしょうか。
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A :
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顧客に FTP と POP 利用権を付与したい、とうことですね。それなら、vaddusercommand あるいは、web 仕様の iManager で vadduser utility を使ってできます。
FTP のアカウントのホームディレクトリーを指定する場合、V-Host ディレクトリ設定と同じディレクトリー指定を使ってください。これによって、サブホストされた顧客はコンテンツを V-Host に送信・出版できるのです。FTP 及び POP 利用権は、汎用仕様(Server B)と拡張仕様(Server C)にのみ設定されています。
Server A では、FTP/POP/IMAP の利用について、全てに渡って設定されていません。
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Q :
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V-Hosting のサブディレクトリへのディスク容量の割り当てについて、何らか制限を加える方法がありますか。
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A :
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はい。
vadduser command を用いて顧客にFTP利用権を与える際、特定のディレクトリに対して FTP 利用権を与え、FTPが利用できるディスク容量を設定して下さい。
顧客の FTP ディレクトリの設定の際、V-Host ディレクトリと同じディレクトリ設定の仕方をすれば、顧客が利用できる容量に制限を設けられます。
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Q :
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"HTTP_HOST" ブラウザでなくても main Server にうまく接続できると思いますが、どうですか。そうでなければ、どういう誤作動があるのでしょうか。古いアメリカオンラインのブラウザで問題が起き易いとも聞きています。
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A :
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もしブラウザが HTTP_HOST 変数をサポートしない場合、つまりは HTTP/1.1 に対応したものではない場合、クライアントは V-Server の main のホームページに行くことになります。
例えば、もし V-Server での主ドメイン名が "my-virtual-server.com" で、そのサブホスト先のドメイン名が "a-virtual-host.com" であった場合、HTTP/1.1 非対応ブラウザからの "a-virtual-host.com" に対する要求は全て、ルートサーバのコンテンツ、つまり "my-virtual-server.com" のコンテンツに繋がってしまうのです。
この問題解決の一つの方法は、V-Server によって関連したあらゆるドメインを、サブホストすることです。
"一覧 directory" を作るか、主たる htdocs area に index.html file を作ります。すると、HTTP/1.0ブラウザが V-Host されたドメイン名を呼び出した場合、ブラウザはドメイン名の一覧 directory を見て、欲しいコンテンツに飛べるわけです。
そういう風にして、古いブラウザを使っている人でも、見たいページにアクセスできます。
より詳しい情報については、「SPEEDEX がお勧めする V-Hosting の運用方法」の「1.ディレクトリー構造」を参照下さい。
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Q :
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V-Host は欲しいがドメイン名はいらない、という顧客に対して "user.my-virtual-server.com" というような V-Host を作れるでしょうか。その場合でも DNS の設定は必要でしょうか。 |
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A :
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はい。
SPEEDEXメンバー様のドメイン名に canonical names(CName/別ネームサーバ)を加え、SPEEDEXメンバー様のサーバのサブディレクトリに繋げるよう、コンフィグレーションすることはできます。
ですから例えば、もしSPEEDEXメンバー様のインターネット会社がサーバを小売販売していて、どんな種類の Web サーバも持っているような、優れものの企業のように見せたい場合、SPEEDEXメンバー様の "http://www.my-virtual-server.com" の URL に加え、下記のようなサブホスト先の canonical names(CName/別ネームサーバ)を、V-Server にコンフィグレーションすることができます。
"http://support.my-virtual-server.com"
"http://search.my-virtual-server.com"
"http://sales.my-virtual-server.com" 等々。
それぞれの canonical name は、別々のコンテンツを持った別々のディレクトリに繋げられます。管理している V-Server に新たに canonical name が必要になった場合、SPEEDEXのオンライン注文処理システムをご利用下さい。
http://www.speedex.ne.jp/order/
あるサブディレクトリに、"http://support.my-virtual-server.com/" を繋ぐようコンフィグレーションするには、httpd.conf file のなかに下記のように入れます。
# point support.my-virtual-server.com to subdirectory support
<VirtualHost support.my-virtual-server.com>
ServerName support.my-virtual-server.com
ServerAdmin support@my-virtual-server.com
DocumentRoot /usr/local/etc/httpd/htdocs/support
</VirtualHost>
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Q :
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V-Host が独自の cgi-bin を持っているとすれば、CGI スクリプトは V-Server のディレクトリ・システムに対して影響を持つ形で働いてしまうのではないでしょうか。それとも、自分の許された範囲内だけで問題なく動き回るのでしょうか。
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A :
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V-Host されている cgi-bin のなかのスクリプトは、SPEEDEXメンバー様自身のユーザ名が持つ権利とパーミッションで機能します。そのため、安全管理上の問題については、気を付ける必要があります。
例えば、サブホストされている顧客が "rm -rf /" という、ディレクトリーもファイルも消去するコマンドを含む CGI スクリプトをアップロードした場合、その実行を阻止する手段はありません。
しかしながら、大抵の場合、顧客に対してはサブホストのサービスをするだけではなく、 Web コンテンツのデザインや CGI スクリプトの作成などもすることでしょうから、これは問題ではないかもしれません。
サブホスト先の顧客が、彼ら自身の CGI スクリプトをアップロードをする場合、SPEEDEXメンバー様は大変注意を払う必要があります。
より詳しい情報については、「SPEEDEX がお勧めする V-Hosting の運用方法」の「4.CGIの管理」を参照下さい。
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Q :
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各 V-Server システムに置くことのできる V-Host の数について制限がありますか。
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A :
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はい。
それぞれの V-Server システムにコンフィグレーションできるホスト数には、高い運用性を発揮させ維持するためにハード的な限界があります。それらは下記の通りです。
Server A: 7 domains
Server B: 30 domains
Server C: 75 domains
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Q :
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それぞれの V-Server に置くことのできるサブホストの数に、制限を設けている理由は何ですか。
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A :
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サブホスティングが V-Server の特色であるとアナウンスをしてから、私どもはサブホスト数に特に制限を設けてはいませんでした。その適切な数は約25ぐらいでしょうと、いつもお勧めをしてきました。
が、昨年にかけて、各 V-Server に接続しているサブホスト数は、うなぎのぼりに増加の一途を辿り、私どものサーバの運用に深刻な影響をもたらすことになりました。
私どもが開発した新 Apache システムは、サーバへの負荷を減らし、SPEEDEXメンバー様とSPEEDEXメンバー様の顧客に世界最高水準の充実したサーバ運用を約束するものですが、サブホスト数を従来のまま野放し状態にしておけば、エンドユーザが更に多くのサブホストを設定することにより、このような機械性能の向上も失われてしまうことは明らかなのです。
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Q :
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サブホストの数を超過したままにしておくと、どうなりますか。
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A :
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超過した時点で、Web サーバがファイル管理をしなくなります。
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Q :
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V-Server でのサブホスト数は、どうやって数えるのですか。
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A :
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ホスト数は "httpd.conf" file のなかの "<VirtualHost...>" 指定の数により数えられます。
Apache の新改訂版では、ひとつのタグ指定のなかに複数の V-Host を入れることができます。そのため、V-Server のコースによっては "<VirtualHost...>" 指定のなかに複数の C Name やドメイン名・ホスト名を入れても、それは設定数ひとつと計算されます。
Apache の新改訂版では、同一の V-Host タグ指定中に複数の書き込み(ドメイン名やC Name)ができますから、www と、non-www の書き込みを、同じタグ指定中にした方がいいかもしれません。
下記の(例1)では、www.foobar.com と foobar.com の両方が、同一のタグ指定中に入っている様子を示しています。
次の事例を考えてみて下さい。
(例1)
<VirtualHost foobar.com www.foobar.com>
DocumentRoot /usr/local/etc/httpd/htdocs/foobar
...</VirtualHost>
この(例1)では、V-Host 数は1つ(タグ数1)です。
(例2)
<VirtualHost www.foobar.com>
DocumentRoot /usr/local/etc/httpd/htdocs/foobar
...</VirtualHost>
<VirtualHost foobar.com>
DocumentRoot /usr/local/etc/httpd/htdocs/foobar
...</VirtualHost>
この(例2)では、V-Host 数は2つ(タグ数2)です。
要するに、V-Server における V-Host 数を勘定するには、コンフィグレーションファイルのなかの "<VirtualHost...>" の指定タグ数を数えればよいのです。
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Q :
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SPEEDEX では、httpd.conf ファイル中のサブホスト数を計算するような仕組みを、考えているでしょうか。
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A :
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はい。
Apache の新改訂版では、弊社は V-Server に設定されている Web サーバの状況とコンフィグレーションの状態をチェックできるようなモジュールを用意する予定です。
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