■ SPEEDEX がお勧めする V-Hosting の運用方法
ここでの記述はweb ビジネス・スタート・パッケージを対象としたものです。 web ビジネス・パッケージ・サーバー・プロには当てはまりません。
/usr/local/etc/httpd/htdocs のディレクトリ構造を以下のようにします。
/usr/local/etc/httpd/htdocs/index.html そして、 /usr/local/etc/httpd/htdocs/index.html を以下のようにします。
<html>
一日のヒット数が常時1万を超えるサブホストがでた場合、トラフィックの状態を注意してください。別サーバが必要となる場合があります。
CGI はすべて SPEEDEX メンバー様が管理下さい。 /usr/local/etc/httpd/cgi-bin/
にサブホストの使用に供するサブディレクトリを用意します。 ScriptAlias /cgi-bin/ /usr/local/etc/httpd/cgi-bin/HOSTNAME/ 上記で HOSTNAME と名づけられているサブディレクトリが、サブホストされている顧客の CGI-BIN ディレクトリになります。( htdocs ディレクトリと CGI-BIN サブディレクトリに、同じ名前を使っても構いません。) ほとんどの場合、SPEEDEX メンバー様は顧客に対してWeb ホスティングを行うだけでなく、コンテンツのデザインから CGI スクリプトの書き込みまでを行うでしょうから、上記のような心配は当てはまらないかもしれません。それでも将来、業務範囲を広げようとすれば、覚えておいて頂きたい事柄です。 なお、SPEEDEX は有料でCGI のセキュリティーチェックを代行致します。費用は、1回・1スクリプト\500です。
POP、FTP などのパスワードは SPEEDEXメンバー様が管理するポリシーを最初から明確にして下さい。
■お勧めの理由
V-Hosting ないしサブホスティングは、SPEEDEX の V-Server システムが持つ大きな機能的特色ですが、それにも以下のような内容を含む能力的限界というものがあることを、理解して頂く必要があります。
サブホスティングという優れた機能は、HTTP/1.1が世に出ることによって可能となりました。サブホストを見るためには、HTTP/1.1に対応したブラウザが手元に必要です。 サブホスティングとは、一台の V-Server が持つ性能要素を使って、複数のウェブサイトを管理運用することであるのは明らかです。そのような、サブホストの間で互いに持ち合いになる要素の一つに、単一の IP アドレスがあります。HTTP/1.1に対応していない検索エンジンロボットは、サイトの一覧インデックスを作れません。しかし今日、ほとんどの検索エンジンロボットやサーチエンジンは、HTTP/1.1に対応しています。 しかし、「対策」の様にすれば、HTTP/1.1に対応していないブラウザ・検索エンジンロボットやサーチエンジンにも対応することができます。
V-Server 1台が取扱うことのできるヒット数は Server A の場合、要求されるヒット数の容量を5kb と想定して、一日当たり3万から5万件です。この場合、ヒット数とは「訪問者」の数ではなく、ファイル照会の要求数です。
渋滞による“のろのろ”が起きた場合、特にトラフィックの多いホストサイトを単独で別サーバに置き換えるか、あるいは、幾つかのサブホストを、より混雑の程度の少ない V-Server に移し替えることが、SPEEDEXメンバーとしては賢明なやり方でしょう。
1台の V-Server は、一つの Digital Certificate(デジタル認証番号)しかサポートできません。従って複数のサブホストは同一の Digital Certificate を使うことになり、Digital Certificate とドメイン名は、それぞれが一対で運用されていますから、サブホストとしては SSL の利用が難しくなります。
< V-Hosting とセキュリティ問題 >
SPEEDEX メンバー様がサブホスト先の顧客に cgi-bin access を与えることは、セキュリティ上のリスクが発生することを理解して頂く必要があります。 守秘管理上の問題については、やや気を付ける必要があります。V-Host されている複数のサイトは、同じ V-Server の環境下で運用されているため、V-Host で実行される CGI スクリプトは、ディレクトリ階層構造中のあらゆるファイルに対してもアクセスできる特権を持っています。 例えば、悪意のあるサブホスト先が、SPEEDEX メンバー様の V-Server でファイル全部を消去してしまうよなスクリプトを書いてしまうことも有り得ます(無論、良いことではありません)。別のスクリプトでは、SPEEDEX メンバー様の "~/etc/passwd" file のコンテンツをどこかの電子メールアドレスに送り、十分に暗号化していないパスワードを盗まれてしまうことも有り得ます。もしログインパスワードが PC ハッカーに読まれやすい場合(dictionary 式の解読ソフトで読まれやすい場合)、サブホストがSPEEDEX メンバー様からシェルアカウントを盗み取ってしまうことも有り得ます。
パスワードの変更には、V-Server に telnet でアクセスする必要があります。しかし、サブホストは V-Server に telnet でアクセスすることはできません。そのため、パスワードの変更は、SPEEDEX メンバー様が行ってください。
■その他のご注意Microsoft FrontPage97で作られた Web サイトは、V-Server におけるサブホスティングの環境下では有効に表示されませんが、Microsoft FrontPage 98では問題ありません。
サブホストには電子メールアドレスの取扱いについても、一定の限界があります。 "virtmaps" が利用できるのはSPEEDEXパッケージ/BとSPEEDEXパッケージ/Cです。
"virtmaps" のインストールについての詳細は、別途用意している FAQ を参照下さい。
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