VPS v1では POP (Post Office Protocol) と IMAP (Internet Mail Access Protocol) のどちらのプロトコルでも、サーバーにアクセスしメールボックスのメールを受け取ることができます。POP を使うと VPS v1から E-mail を自分の PC にダウンロードできます。IMAP でも同じことができますが、IMAP では VPS v1上にメール用のホールダーを作りそこに E-mail を保存しておくことができます。
VPS v1では E-mail クライアントから送信されたメールを指定のアドレスにリレーし送信する SMTP (Send Mail Transfer Protocol) も使えます。
注意: デフォルトでは全ての VPS v1は POP-before-SMTP anti-spam 設定になっています。VPS v1の SMTP リレーを使うためには、最初に POP または IMAP アカウントチェックを受け、送信元 E-mail クライアントの IP の認証を受けなければなりません。詳細は下記をご覧ください。
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POP、POP と IMAP、SMTP をサポートする E-mail クライアント(メーラー)には以下のようなものがあります。
E-mail クライアント(メーラー)の設定は複雑ではありません。
代表的な三つの E-mail クライアントの設定例が以下にあります。
Netscape Communicator
以下説明は Communicator 4.x. に対応するものです。
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編集 プルダウンメニューから、設定 オプションを選びます。
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もし開いていなければ、小さな三角形をクリックして メールと(ニュース)グループ カテゴリーを開きます。
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"メールサーバー" サブカテゴリーをクリックします
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受信メールサーバー の右側の 追加 ボタンを選択します。新しい window が開きますのでここでサーバーの指定 E-mail プロトコル(POP または IMAP)の選択を行います。以下が詳細です。
サーバー名
これは、一般的には例えば yourcompany.com のようなドメイン名です。
サーバーの種類
POP または IMAP を選びます。どちらを選んでよいか分からないときは POP を選んでください。
ユーザー名
これは E-mail ユーザー名です。例えば、E-mail アドレスが bob@yourcompany.com ならば bob です。.
必要事項を入力したら OK をクリックします。
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送信メールサーバー の項目では以下を設定します。
送信メール (SMTP) サーバー
これは、一般的には例えば yourcompany.com のようなドメイン名です。
送信メールサーバーのユーザー名
これは E-mail ユーザー名です。例えば、E-mail アドレスが bob@yourcompany.com ならば bob です。
Netscape 6.x
Netscape 6 のE-mail クライアントは複数のメールアドレスを扱うように設計されています。メールアカウントをまだ一つも設定していない場合は、設定ウイザードが開きますのでそれに従ってください。既に、メールアカウントが設定されていて、それに VPS v1のメールアカウントを追加したい場合は以下のようにします。
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Netscape 6 の E-mail クライアントから、編集、メール/ニュースアカウントの設定 を選びます。
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左側の下部にある新しいアカウントボタンをクリックします。(新しいアカウントのウイザードが開きます)
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ウイザードでは ISP または電子メールプロバイダ ボタンを選択し次へをクリックします。
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名前 欄にお名前を記載、電子メールのアドレス 欄に VPS v1の E-mail アドレスを記載し、次へをクリックします。
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使用する受信サーバーのタイプで POP または IMAP を選択し、サーバー名 に VPS v1のドメイン名を入力します。そして次へをクリックします。
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ユーザー名 欄には、VPS v1のユーザー名が正しく記載されている必要があります。もし違っている場合は修正してください。そして次へをクリックします。
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アカウント名 欄に正しい E-mail アドレスが記載されていることを確認し、次へをクリックします。
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アカウント情報が正しく記載されていることを確認し、完了をクリックします。アカウントの設定 window で OK をクリックします。
Microsoft Outlook
以下の説明は Outlook 2000 を対象としています。
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ツール プルダウンメニューから アカウント を選択します。
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メール タブを選択します。
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追加 を選択し、表示されたリストから メール を選択します。
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表示されたウイザードの従います。注意すべき点は以下です。
受信メール (POP3、IMAP またはHTTP) サーバー
これは、一般的には例えば yourcompany.com のようなドメイン名です。
受信メールサーバーの種類 POP3 IMAP HTTP
どれを選んでよいか分からないときは POP を選んでください。
送信メール (SMTP) サーバー
これは、一般的には例えば yourcompany.com のようなドメイン名です。
アカウント名
これは E-mail ユーザー名(アカウント名)です。例えば、E-mail アドレスが bob@yourcompany.com ならば bob です。
パスワード
これは上記のユーザー名(アカウント名)に対応するパスワードです。
Eudora
以下の説明は Eudora 5.x. を対象としています。
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ツール プルダウンメニューから オプション を選択します。
- 基本設定 では以下を設定します。
名前
フルネームです。
電子メールアドレス
これは bob@yourcompany.com のような完全なメールアドレスです。
受信サーバー
これは、例えば yourcompany.com のようなドメイン名です。
ログイン名
これは E-mail ユーザー名です。例えば、E-mail アドレスが bob@yourcompany.com ならば bob です。
送信(SMTP)サーバー
これは、再びドメイン名です。
認証を許可
このチェックボックスにチェックを入れてください。これによって、Eudroa が VPS v1の POP-Before-SMTP リレー認証と合致した作動をするようになります。