Urchin 5

本ページは 2006-08-29 更新されました

注意: このページは、レンタルサーバー SPEEDEX VPS v2 の技術サポートです。
2009年6月現在、VPS v2 の新規オーダーを受けしておりますが、 VPS v3 の採用をお勧めします。
現在提供中のサービスについては SPEEDEX のメニューページを参照ください。
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Urchin 5 は世界中で広く使われている、非常に優れた Web ログ解析ツールです。Urchin 5 を使うと Web サイトのアクセス情報を解析した正確で見やすいアクセスレポートを得ることができます。Urchin はサイト経営者、マーケッター、Webmaster、Web デザイナーに不可欠なツールです。

Urchin 5 Web ログ解析プログラムは VPS v2 に直接インストールでき、その Web サーバーのトラフィックを HTML 形式のグラフィカルなレポートにします。日本語のレポート形式にも対応しているだけでなく、イーコマースのログレポートの様な多くの高度なレポート形式にも対応しています。デフォルトのライセンスでは 25 ドメインまでの利用が可能です。

インストール

VPS v2 用のインストールと市販の Urchin 5 のインストールには若干の違いがあります。VPS v2 用のインストールは各 VPS v2 の Apache Web サーバーを対象にしているのに対し、市販のものは Urchin 専用のスタンドアローン Web サーバーを対象にしています。この違いは、VPS v2 では Urchin 5 の設定内容によっては、httpd.conf 設定ファイルを編集し、Apache の再起動が必要な場合があるということです。

SSH でサーバーにログインし、su で root になり、以下コマンドを実行します。

# vinstall urchin5

Enter 'q' to quit this installation or any other value to continue.

->

上記では Enter を入力してください。

vinstall が終わると Urchin 5 にライセンスが与えられ、利用設定ができるようになります。プロセスの最終段階で表示される、Urchin 管理者初期設定 URL とユーザー名、パスワードをメモしてください。
通常の場合は以下となりますが、異なる場合もありますので必ずメモしてください。

http://server_name.securesites.net:9876/

Username: admin

Password: urchin

これがないと Urchin 5 の初期設定もレポートの閲覧もできません。

初期設定と利用方法

上記でメモした URL にブラウザからアクセスし、管理ユーザーとしてログインします。画面の指示に従ってください。Urchin 5 の初期設定はほとんどをブラウザから行います。概略手順は初期設定をご覧下さい。
詳細は http://help.urchin.com の Urchin 5 資料を参照ください。

レポートの閲覧も上記でメモした URL から行います。初期設定でドメインとユーザーを紐付けすることで、管理ドメイン名のレポートだけが閲覧でき、他のドメインのレポートにはアクセスできないようにできます。

注意: vinstall では Urchin 5 がポート番号 9876 を利用するように設定します。ご利用のインターネットアクセス環境で 9876 が利用できない場合は、ポート番号の変更が可能です。下記のポート番号変更を参照ください。

アンインストール

Urchin 5 の削除は root ユーザーで以下のコマンドで行います。

# /usr/local/install/uninstall/urchin5.uninstall

Urchin scheduler stopped

Urchin 5 executables and utilities deleted.

Shall I delete report and configuration data as well? (Yes/No)

-> Yes

Restarting apache ...

Syntax OK

/www/bin/apachectl stop: httpsd stopped

/www/bin/apachectl start: httpsd started

Urchin 5 uninstall complete.

ポート番号変更

vinstall は Urchin 5 がポート番号 9876 を利用するように、Apache の設定ファイル /usr/local/apache/conf/httpd.conf の最終部に VirtualHost 設定を追加します。

ポート番号を変更するためには、"Listen 9876" の部分を変更します。

注意: Urchin の管理者初期設定画面にポート番号変更の項目 (on the Server Settings tab of the Configuration > Settings > Access settings page) がありますが、ここで設定を行っても効果はありません。Urchin 専用のスタンドアローン Web サーバーを対象にしているためです。

Urchin 3 からのアップグレード

Urchin 5 の作動原理と解析後のデータフォーマットは Urchin 3 とは異なります。そのため、Urchin 5 のインストールを行っても、Urchin 3 が無効になることはありません。Urchin 5 の初期設定が完璧になるまでは、Urchin 3 をそのまま使い続けることをお勧めします。Urchin 5 の初期設定が完了したら、Urchin 5 による解析を始めてください。
原理的には Urchin 3 と Urchin 5 の併用も可能です。

Urchin 5 と Urchin 3 ではソースログの解釈が異なります。Urchin 5 は仮に同じソースログを重複して解析しても、アクセスを重複してカウントすることはありません。カウントされていない新しいヒットだけが解析されます。（Urchin 3 では重複カウントの可能性があるため、解析済みログをリネームしています）Urchin 5 は zip, gzip あるいは bzip2 で圧縮済みのバックアップログファイルも直接解析できます。

Urchin の提供しているアップグレードに関する文書で "u3importer" というスクリプトが Urchin 5 へのアップグレードに利用できるとの記述がありますが、"u3importer" は完璧ではありませんので利用に当たっては注意が必要です。

Urchin 3 から Urchin 5 へのアップグレードの場合は、VPS v2 専用のツールの利用をお薦めします。

urchin3to5 の詳細情報は # man urchin3to5 で取得できます。このユーティリティーを使うと Urchin 標準の "u3importer" を呼び出し正常にアップグレードを行うことができます。

urchin5_helper は多数のサブホストの設定を行うとき非常に役に立つツールです。この詳細情報も # man urchin5_helper で取得できます。

注意: urchin3to5 と urchin5_helper はどちらも独立して利用できますが、組み合わせて利用することはできません。

詳細情報

Urchin Documentation Center 英文
Urchin 5 Manual 英文

SPEEDEX サポートポリシー