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ユーザーのパーミッション
VPS v2 の各ユーザーはそれぞれ異なったパーミッションを持つことができます。パーミッションによって各ユーザーは Shell、FTP、Email が使えるかどうかが決まります。パーミッションの設定及び変更は VPS v2 のユーザー管理のプロセスで行います。 Email 権限Email クライアント (Microsoft Outlook等) を使ってメールを送信したり受信したりする場合は、そのユーザーは Email のパーミッションを持っていなければいけません。Email のパーミッションはそのユーザーが SMTP を使って送信したり、POP や IMAP で受信したりすることを可能にします。vadduser コマンドでユーザーを作成する場合、デフォルトで、Email のパーミッションは与えられています。
以下は vadduser コマンドの事例です。
Email のパーミッションを与えない場合は上記のプロンプトで email と入力します。以下のように email のパーミッションが除外されたプロンプトとなります。
再度 email と入力すると、Email のパーミッションを与えるデフォルトのプロンプトになります。 登録済みのユーザーの Email パーミッションを変更する場合は、/etc/group ファイルを編集します。Email パーミッションを持つユーザーは pop あるいは imap グループに登録されている必要があります。以下は二人のユーザー (admin と test) が pop グループに登録されている例です。
FTP 権限ユーザーが VPS v2 との間で FTP を利用するためには、そのユーザーは FTP パーミッションを持っている必要があります。ユーザーに FTP パーミッションを与える方法は、 vadduser コマンド等を利用してのユーザー作成時に与える方法と、/etc/group ファイルを編集してして ftp グループに加える方法があります。既存ユーザーの FTP パーミッションを除外する場合は、/etc/group ファイルを編集してして ftp グループから削除します。 (上の、Email パーミッションのケースを参考にしてください)
Shell 権限VPS v2 の shell にアクセスする権限のあるユーザーは、ユーザーのディレクトリーにアクセスし、直接ファイルを操作したり、コマンドを実行したりすることができます。vadduser を使ってshell パーミッションを与える場合は、上記 Email パーミッションの場合と同様な操作で、プロンプトで shell を選択します。shell 権限に付いては /etc/passwd/ ファイル行の最後の項目に記載されていますが、shell を変更したり、Shell 権限を削除したり付与したりする場合は、直接編集するのではなく pw コマンドを使ってください。Shell 権限のないユーザーは /etc/passwd/ ファイル行の最後の項目が /sbin/nologin になっているはずです。
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