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ユーザーグループ
ユーザーグループによって VPS v2 のユーザーは他のユーザーとファイルを共有します。この機能は複数のスタッフで共同して Web サイトを構築する場合などに特に有効となります。またこのグループ機能によって、グループメンバーが特定のプログラムを利用できるよう設定できます。例えば、あるユーザーが FTP 権限を持つためには、ユーザーは ftp グループのメンバーでなければなりません。 全てのユーザーは所属するプライマリグループがありますが、他のグループにも同時に所属できます。/etc/passwd ファイルで GID (Group ID) は二つ目の数字として記載されていますが、これはユーザーのプライマリグループの番号です。ユーザーが作成した全てのファイルはデフォルトでは、このプライマリグループに所属します。/etc/group ファイルには全てのグループが登録され、グループ番号 (GID) 、グループメンバーが記載されています。 UNIX では全てのファイルとディレクトリーがそれぞれのファイルパーミッションを持っているため、グループパーミッションを正しく設定することは非常に大切です。ファイルパーミッション変更の詳細は、UNIX のマニュアルまたは、chmod の man page をお読み下さい。ユーザーは自分が所有するファイルの所属するグループを chgrp コマンドを使って変更できます。 wheel グループ (GID 0) は特別なグループです。wheel グループのユーザーは su コマンドで root になれます。安全のために、ユーザーを wheel グループに加えるかどうかは慎重に判断してください。 他に、特定のプログラムにアクセスするための数多くのグループがあります。ftp、pop、imap、web グループ等が一般によく知られているその例です。こうしたプログラムにアクセスするユーザーは、それぞれのグループメンバーでなければなりません。システムだけが使うグループもあります。グループに付いて十分理解できていないうちは、こうしたシステムグループには変更を加えないで下さい。 Email: support@speedex.ne.jp
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