イーメールを SSL で使う
本ページは 2011-05-30 更新されました
イーメール受信で SSL を使う
イーメールにアクセスする時に SSL (Secure Sockets Layer) が使えます。SSL ではインターネット上でセキュリティのかかったトランザクションを使うことで、セキュリティーとプライバシーを確保することができます。
SSL プロトコルでは、暗号化したレイヤーを追加することで、インターネットトランザクションを第三者からの覗き見の対象にできないように保護します。
Virtual サーバー v3 のデフォルトのサーバー証明書を使っている場合は、サーバー側の設定は必要ありません。デフォルト以外のサーバー証明書を使う場合は、先ず Virtual サーバー v3 のサーバー証明書の変更を行ってください。
注意:クライアント PC がファイヤーウォール内にある場合、イーメールを SSL でダウンロードし読むことはできないでしょう。ファイヤーウォールは SSL が必要とするポートを許可していない可能性が大です。詳細はファイヤーウォール管理者と相談してください。
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イーメール送信に SSL を使う
Sendmailcert をインストールすると、イーメール送信で SSL を使うことができます。
# vinstall sendmailcert コマンドでインストールできます。詳しくはSendmailcert を参照ください。
イーメールクライアントの設定
サーバーの設定が完了した後、イーメールクライアントの設定を SSL で Virtual サーバーにアクセスするようにします。以下で Netscape Communicator, Microsoft Outlook, Eudora の設定について説明します。
Netscape Communicator
Netscape Mail ではイーメールを読むのに IMAP プロトコルを使うと SSL 利用が可能です。以下は Communicator 4.6 での IMAP と SSL を使う設定です。
From the 「編集」プルダウンメニューから「設定」を選択します。
小さな三角形をクリックし(もし開いていなければ)「メールとグループ」カテゴリーを開きます。
「メールサーバー」サブカテゴリーをクリックします。
「受信メールサーバー」ボックス内の Virtual サーバーを選択します。(Virtual サーバーが表示されていない場合は追加します)選択後、「編集」ボタンをクリックします。サーバー名を SSL の サーバー証明書 が設定されている Virtual サーバーのドメイン名(例: CNAME.SECURESITES.NET )に設定します。
(「受信メールサーバー」名を変更できない場合は、削除後追加で作成してください)
「IMAP」タブを選択します。
保護つきの接続(SSL)を使用するを選択してください。
最初の送信時にサーバー証明書についての警告が出ますが、無視してください。
Microsoft Outlook
Microsoft Outlook は POP と IMAP の双方のプロトコルで、イーメールを読むためとダウンロードに SSL が使えます。
また、SMTP プロトコルで、イーメールを送信する場合にも SSL が使えます。
SSL を使ってイーメールにアクセスするためには Outlook 2000 の場合以下のように設定します。
「ツール」プルダウンメニューから「アカウント」を選択します。
「メール」タブを選択します。
設定したいメールアドレスをクリックします。 (必要ならば、新しい追加設定を行います) サーバー名を サーバー証明書 が設定されている Virtual サーバーのドメイン名(例: CNAME.SECURESITES.NET )に設定します。SMTP サーバー名を Sendmailcert インストール時に設定したホスト名にします。
Virtual サーバーのアドレスを編集するために「プロパティー」ボタンを選択します。
「詳細設定」タブを選択します。
ここに POP/IMAP での SSL 利用とポート番号変更用のチェックボックスと入力フィールドがあります。
POP プロトコルを使う場合 SSL チェックボックスにチェックを入れ、ポート番号を 110 から 995 に変更します。
IMAP プロトコルを使う場合 SSL チェックボックスにチェックを入れ、ポート番号を 143 から 993 に変更します。
SMTP プロトコルを使う場合 SSL チェックボックスにチェックを入れ、ポート番号を 25 のままにします。Outbound Port25 Blocking で 25 番ポートが利用できない場合は、ポート番号を 587 にします。
最初の送信時にサーバー証明書についての警告が出ますが、無視してください。
Eudora
Eudora 5.1 で SSL を使ってイーメールにアクセスするためには以下のように設定します。
「ツール」プルダウンメニューから「オプション」を選択します。
「受信用サーバー」と「送信用 (SMTP) サーバー」の双方でサーバー名を サーバー証明書 が設定されている Virtual サーバーのドメイン名(例: CNAME.SECURESITES.NET )に設定します。サーバー証明書に記載されているドメイン名とここで設定されたドメイン名が異なるとエラーになります。
SSL オプションで「必須」または「必須(代替ポート)」を選びます。
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