| <プログラムを用意する> 
まず、autoreply をサーバにインストールしましょう。"/usr/local/contrib" から "autoreply" program をコピーして、あなたの "usr/bin" directory に移します。
 
% cp /usr/local/contrib/autoreply ~/usr/bin/autoreply 
実行形式にします。 
% chmod 755 ~/usr/bin/autoreply 
<オートレスポンダーの設定> 
/etc/aliasesを編集し以下の様な行を加えます。 
alias: recipient, "|/usr/bin/autoreply -f name -m message -a address" 
上記は1行です。alias はこのオートレスポンダー設定の名前ですので、例えば、"info"等に置き換えてかまいません。
 
recipient はこのオートレスポンダーが対応する受取りメールのコピーを受取るアドレスです。一般のエイリアスアドレスと同様の記述をしてください。 
|/usr/bin/autoreply はオートレスポンダープログラムを起動させるパスですのでこのままにしてください。 
-f name は、自動的に送られるメールの"From:"の設定です。From:Your Name<your-name@yourdomain.com> の様にしたい場合は
 -f Your Name<your-name@yourdomain.com> とします。
 
-m message は、自動的に送られるメールのメッセージ文ファイルを絶対パスで指定します。もし、-m オプションを使わない場合は、ルートディレクトリー直下の、".autoreply" が本文ファイルとして使用されます。ディレクトリー表示は、あなたのルートディレクトリーを、"/" として下さい。
 
以下は例です。 
info: bob@yourdomain.com, "|/usr/bin/autoreply -f info - reply -a info"
 
| ― 注意 ― |  
| オートレスポンダープログラムは受取ったメールの "To:" と "Cc:" を検索し、上記 "address" の記述と一致した場合にのみメールを送信します。"address" の記述と一致しない場合は何もしません。 |  
 <オートレスポンダー本文ファイルの編集>
 
あなたは、独自のオートレスポンダーメッセージ文を作成できます。これは、メールヘッダー行、本文の両方で可能です。メッセージ文を作成する時、独自のヘッダー(Subject と Reply-To)を1行づつファイルの最初に置く事ができます。このヘッダーと本文の間に空白行を1行置いてください。ファイルの最初の空白行は本文の始まりのシグナルですので、本文の始まりと間違われない様、ヘッダー部分の余計な空白行は削除してください。 
以下はオートレスポンダーメッセージ文の例です。 
Reply-To: sales-reply@yourdomain.comSubject: Your Information Request
 
Thank you for your interest in our company. We appreciate your consideration and ... 
日本語の場合は以下のようにしてください。 
Content-Type: text/plain; charset=iso-2022-jpReply-To: sales-reply@yourdomain.com
 Subject: Your Information Request
 
メールを頂き有難うございます。ご質問には24時間以内に担当者からメールでご返事致します。
 
そしてこのファイルは "jis" で保存しアスキーモードでアップロードしてください。また、Subject: 行に日本語を使う場合はBase64エンコードする事をお勧めします。エンコードしてない場合は、文字化けを起こす可能性があります。 
Base64エンコードの詳細に付いてはHiroki Ohzakiさんのページをご覧下さい。 
http://www.din.or.jp/~ohzaki/perl.htm
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