Apache モジュール

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Apache モジュールは Apache API 仕様に対応する形式で記述されたコードセグメントで、Apache Web Server にロードされます。
Apache モジュールは、以下のどちらかの方法でロードできます。

コンパイル済 httpd デーモンに静的に（デフォルトで）ロード
Web サーバー設定ファイル (httpd.conf) の指定で動的にロード

Web サーバーにモジュールとして機能を追加する設計のため、Web の管理者や開発者は驚異的なパワーと柔軟性の双方を得ることができます。様々な Apache モジュールが作成されていますので、非常に広範囲の Web サーバーの機能拡張ができます。VPS v2 の Web サーバーでは、Apache モジュールを使用すると、機能拡張を外部のアプリケーションに頼らずに内部で処理できるので Web サーバーのスピードと効率が向上します。

モジュール利用方法等の詳細については、JAPAN APACHE USERS GROUP の Apache モジュールマニュアルを参照してください。

静的に（デフォルトで）ロードされるモジュール

以下のモジュールは、VPS v2 Apache Web Server では、静的に（デフォルトで）ロードされます。

  http_core.c

  mod_env.c

  mod_log_config.c

  mod_log_agent.c

  mod_log_referer.c

  mod_mime.c

  mod_include.c

  mod_autoindex.c

  mod_dir.c

  mod_cgi.c

  mod_imap.c

  mod_actions.c

  mod_userdir.c

  mod_alias.c

  mod_access.c

  mod_auth.c

  mod_auth_dbm.c

  mod_so.c

  mod_setenvif.c

  apache_ssl.c

  suexec: enabled; （ラッパーは /usr/local/apache/bin/suexec です）

動的にロードされるモジュール

動的モジュールのサポートは、Apache Web Server の主要な機能の 1 つです。モジュールを動的にロードする機能は DSO サポートと呼ばれています。DSO を使用すると、特定のモジュールが必要になったとき、そのモジュールを追加することにより、Web サーバーのバイナリを再コンパイルすることなく Apache の機能を拡張することができます。

使用頻度の高い主要な動的 Apache モジュールは以下です。

直ちに利用可能なコンパイル済 Apace モジュールを数多く提供しています。httpd.conf ファイルに以下のような記述があります。該当する行のコメントアウトを外してから restart_apache を実行すれば、モジュールが Apache にロードされます。

#LoadModule mmap_static_module libexec/mod_mmap_static.so

#LoadModule vhost_alias_module libexec/mod_vhost_alias.so

#LoadModule mime_magic_module  libexec/mod_mime_magic.so

#LoadModule negotiation_module libexec/mod_negotiation.so

#LoadModule status_module      libexec/mod_status.so

#LoadModule info_module        libexec/mod_info.so

#LoadModule asis_module        libexec/mod_asis.so

#LoadModule speling_module     libexec/mod_speling.so

#LoadModule rewrite_module     libexec/mod_rewrite.so

#LoadModule anon_auth_module   libexec/mod_auth_anon.so

#LoadModule db_auth_module     libexec/mod_auth_db.so

#LoadModule digest_module      libexec/mod_digest.so

#LoadModule proxy_module       libexec/libproxy.so

#LoadModule cern_meta_module   libexec/mod_cern_meta.so

#LoadModule expires_module     libexec/mod_expires.so

#LoadModule headers_module     libexec/mod_headers.so

#LoadModule usertrack_module   libexec/mod_usertrack.so

#LoadModule perl_module        libexec/mod_perl.so

#LoadModule gzip_module        libexec/mod_gzip.so

#LoadModule dav_module         libexec/mod_dav.so

#LoadModule fastcgi_module     libexec/mod_fastcgi.so

#LoadModule auth_mysql_module  libexec/mod_auth_mysql.so

#LoadModule auth_pgsql_module  libexec/mod_auth_pgsql.so

#LoadModule php4_module        libexec/mod_php4.so

注意 :すべてのモジュールをロードしようとすると、リソースエラーになる可能性があります。必要なモジュールだけをロードしてください。

独自 DSO モジュールのコンパイル

FreeBSD Ports Collection の /ports/www ディレクトリには、多くの Apache モジュールがあります。

Apache 1.3 は APXS （APache eXtenSion）ツールをサポートしています。APXS を使用すると、独自の dynamic shared object （DSO） Apache モジュールをコンパイルし、リンクすることができます。APXS を使用するには、SSH でログインし、su でルートユーザーになって以下のコマンドを実行します。

# /usr/local/apache/bin/apxs OPTIONS MODULE_CODE

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