Urchin の設定本ページは 2006-09-20 更新されました
Urchin のデフォルトのインストールは、httpd.conf の記載に従って、メインのホストとサブホストのログを解析・表示するよう自動的に設定します。しかし、希望に応じてデフォルトの設定を変更することができます。 Urchin の設定ファイルUrchin の設定ファイルは、/usr/local/urchin/ ディレクトリーの config ファイルです。Urchin の設定ファイルの書式は、httpd.conf に似ています。また、Section 1: Global Configuration で、全てのホストに共通の、LogDestiny 等のディレクティブを設定することができます。 設定ファイル内で、# で始まる行はコメント行です。
LogDestinyLogDestiny ディレクティブは解析済みのログファイルの処理を決定します。削除する場合は、delete を指定します。
ProcessDNSWeb の生ログには、アクセスもとのアドレスが、IP で記載されています。解析結果でドメインを利用するためには、解析時に IP アドレスからドメインへの変換を行う必要があります。その場合は、以下のように設定します。
DNS Performance以下で、IP アドレスからドメインへの変換のパフォーマンスを指定します。DNS_Nloops の値はドメイン名が取得できなかった場合、何回繰り返し取得を試みるかを示しています。デフォルトの 5 で経験的には 80% の解決が可能とされています。数字を上げることが可能ですがその分だけ、 Urchin の解析に時間がかかるようになります。
DecodeURL表示だけを日本語にする場合は、設定ファイルでは何も変更を行う必要はありません。しかし、日本語の検索ワードをレポートさせたい場合は以下のように設定してください。
Urchin 設定ファイルの second section は、個別のレポートに付いての設定を行う場所です。ここで、レポートを作成させる個々のドメインに付いての情報を指定します。デフォルトのインストールは httpd.conf の設定に従って、それぞれのホストの DocumentRoot ディレクトリーの urchin ディレクトリーにレポートを作成するよう設定します。 以下が、ごく一般的な Report ディレクティブの例です。
httpd.conf ファイルでの Urchin の設定Urchin のデフォルトのインストールは httpd.conf ファイルにレポートディレクトリーに付いての設定を追加します。Urchin の設定ファイルで、レポートディレクトリーをデフォルト以外に変更した場合は、httpd.conf ファイルでも対応した設定変更を行う必要があります。 Urchin はレポートディレクトリーでの cgi の実行権を要求します。また、一つの urchin プログラムを様々なディレクトリーで実行するために、該当ディレクトリーがシンボリックリンク可能であることも要求します。このような設定は、httpd.conf ファイルでの、該当ディレクトリーに付いての Directory ディレクティブとして記載されます。こうした条件を設定する Directory ディレクティブは以下の様な記述となります。
Urchin のために設定変更をする場合、上記のうち実際に書き換える必要があるのは、<Directory に続くディレクトリー指定だけです。他の部分を変更すると、Urchin の作動等に問題が発生するでしょう。 Email: support@speedex.ne.jp
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