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Urchin の設定

本ページは 2006-09-20 更新されました

注意: このページは、レンタルサーバー SPEEDEX VPS v2 の技術サポートです。
2009年6月現在、VPS v2 の新規オーダーを受けしておりますが、 VPS v3 の採用をお勧めします。
現在提供中のサービスについては SPEEDEX のメニューページを参照ください。
SPEEDEX VPS v1 サーバーご利用の場合は v1 サーバーサポートページを参照ください。
SPEEDEX VPS v3 サーバーご利用の場合は v3 サーバーサポートページを参照ください。
SPEEDEX OneDom サーバーご利用の場合は OneDom サーバーサポートページを参照ください。

Urchin のデフォルトのインストールは、httpd.conf の記載に従って、メインのホストとサブホストのログを解析・表示するよう自動的に設定します。しかし、希望に応じてデフォルトの設定を変更することができます。

Urchin の設定ファイル

Urchin の設定ファイルは、/usr/local/urchin/ ディレクトリーの config ファイルです。Urchin の設定ファイルの書式は、httpd.conf に似ています。また、Section 1: Global Configuration で、全てのホストに共通の、LogDestiny 等のディレクティブを設定することができます。

設定ファイル内で、# で始まる行はコメント行です。

注意: Urchin 設定ファイルのライセンス情報は変更しないで下さい。ライセンス情報が変更された場合、Urchin は機能しません。

LogDestiny

LogDestiny ディレクティブは解析済みのログファイルの処理を決定します。削除する場合は、delete を指定します。



LogDestiny:         delete

    

ProcessDNS

Web の生ログには、アクセスもとのアドレスが、IP で記載されています。解析結果でドメインを利用するためには、解析時に IP アドレスからドメインへの変換を行う必要があります。その場合は、以下のように設定します。



ProcessDNS:         on

ResolverIP:         127.0.0.1

    

DNS Performance

以下で、IP アドレスからドメインへの変換のパフォーマンスを指定します。DNS_Nloops の値はドメイン名が取得できなかった場合、何回繰り返し取得を試みるかを示しています。デフォルトの 5 で経験的には 80% の解決が可能とされています。数字を上げることが可能ですがその分だけ、 Urchin の解析に時間がかかるようになります。



DNS_Nloops:           5

DNS_Target:          80

    

DecodeURL

表示だけを日本語にする場合は、設定ファイルでは何も変更を行う必要はありません。しかし、日本語の検索ワードをレポートさせたい場合は以下のように設定してください。



# To analize Japanese logs, you have to turn on folloing options

DecodeURL:      on

LogEncoding:    jp

    

Urchin 設定ファイルの second section は、個別のレポートに付いての設定を行う場所です。ここで、レポートを作成させる個々のドメインに付いての情報を指定します。デフォルトのインストールは httpd.conf の設定に従って、それぞれのホストの DocumentRoot ディレクトリーの urchin ディレクトリーにレポートを作成するよう設定します。

以下が、ごく一般的な Report ディレクティブの例です。



<Report>

  ReportName:       YOUR-DOMAIN.NAME

  ReportDirectory: /home/LOGIN/www/YOUR-DOMAIN.NAME/urchin/

  TransferLog: /usr/local/apache/logs/LOGIN/YOUR-DOMAIN.NAME-access_log

  ErrorLog: /usr/local/apache/logs/LOGIN/YOUR-DOMAIN.NAME-error_log

</Report>

    

注意:config ファイルの各指定は、1行毎に行います。同一行に複数の指定を行うことはできません。

注意: Urchin はレポートディレクトリーでの cgi の実行権を要求します。そのため、サブホストに cgi の実行権を与えたくない場合は、レポートディレクトリーを変更する必要があります。

httpd.conf ファイルでの Urchin の設定

Urchin のデフォルトのインストールは httpd.conf ファイルにレポートディレクトリーに付いての設定を追加します。Urchin の設定ファイルで、レポートディレクトリーをデフォルト以外に変更した場合は、httpd.conf ファイルでも対応した設定変更を行う必要があります。

Urchin はレポートディレクトリーでの cgi の実行権を要求します。また、一つの urchin プログラムを様々なディレクトリーで実行するために、該当ディレクトリーがシンボリックリンク可能であることも要求します。このような設定は、httpd.conf ファイルでの、該当ディレクトリーに付いての Directory ディレクティブとして記載されます。こうした条件を設定する Directory ディレクティブは以下の様な記述となります。



<Directory /home/LOGIN/www/YOUR-DOMAIN.NAME/urchin>

  AddHandler cgi-script .cgi

  DirectoryIndex index.html index.cgi

  Options FollowSymLinks ExecCGI

</Directory>

    

Urchin のために設定変更をする場合、上記のうち実際に書き換える必要があるのは、<Directory に続くディレクトリー指定だけです。他の部分を変更すると、Urchin の作動等に問題が発生するでしょう。

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