Virtusertable--- イーメールのドメイン名対応設定 ---
virtusertable ユーティリティを使えば、着信 イーメールをドメイン名に対応させて保存できます。ユーザーアカウントはどのドメイン名とも直接は関係がないので、ドメイン名での判別を行うには virtusertable を使います。virtusertable は、例えば、webmaster@mydomain.name と webmaster@subhost.name を Virtual サーバー v2 上のそれぞれ異なるユーザーに対応させます。 Virtusertable の設定初めて Virtusertable 設定を行う場合は、/etc/mail/virtusertable ファイルを作成してください。このファイルはテキストファイルです。(virtusertable.sample という名前のサンプルが /etc/mail/ ディレクトリーにあります)既に、/etc/mail/virtusertable がある場合はそれを編集します。 virtusertable の指定は一行に一件の単位で行います。当初の受信アドレスを左側に、一個以上の半角スペース又はタブを挟んで、右側に最終受け取りアドレスを指定します。 当初の受信アドレスとは受信メールの宛先です。Virtusertable では、ここにアカウント名も含んだ完璧なアドレス (username@domain.name) を指定することもできますし、キャッチオールのためにドメイン (@domain.name) だけを指定することもできます。同一のドメイン名で複数の virtusertable 指定をする場合は、キャッチオールは同一ドメイン名指定の一番最後に記載してください。 最終受け取りアドレスはローカルユーザー、エイリアス、外部メールアドレスを指定できます。最終受け取りアドレスに %1 を使えば、キャッチオールでありながら、当初の受信アドレスに含まれるアカウント名を生かせます。 /etc/mail/virtusertable を編集したら、sendmail が変更を認識できるように、必ずその結果をデータベースファイル
/etc/mail/virtusertable.db に反映させる必要があります。
Virtusertable 登録事例以下は、floyd@super-host.com へのメールを floydr ユーザーのメールボックスに保存する例です。
以下は、john@super-host.com へのメールを外部のメールアドレス jfranklin@my-isp.com へ転送する例です。
上記以外の全ての super-host.com ドメインへのメールを floydr ユーザーのメールボックスに保存する例です。
以下の例では、funsites.com ドメインへのメールをすべて awesome-web.com に転送します。その場合、メールアドレスに含まれるアカウント名は変更されません。すなわち、info@funsites.com は info@awesome-web.com に転送され、webmaster@funsites.com は webmaster@awesome-web.com に転送されます。
Email: support@speedex.ne.jp
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