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提供サービスを管理する
inetd プロセスで起動されている、telnet, ssh, ftp, smtp, pop, imap 等の全てのサービスの作動を管理することができます。 外部からの接続が上記のサービスに対して発生した場合、システムはサービスがどの様に扱われるべきかが記載されている /etc/hosts.allow 設定ファイルを参照します。ハッカーや侵入のための情報を収集している IP に対抗してサーバーのセキュリティを高めるために、上記の設定ファイルを編集してください。 /etc/hosts.allow ファイルで、安全性を高めたいサービスに付いての設定が行えます。 /etc/hosts.allow 記述ルール1 行に 1 指定を記述します。指定は以下のように「サービス名」「ホスト名」「オプション」の順に記述し、各項をコロンで区切ります。
サーバーに対してサービス要求があるとシステムは /etc/hosts.allow ファイルを参照し、当該サービスに付いての記述を探します。そして、最初に該当した記述に従ってサービス提供を行ないます。そのため、/etc/hosts.allow ファイルの記載順序は非常に大切です。例えば以下のように記載されていた場合は、下の行で記載されている指定は意味をなしません。
ホスト名の記述には、ホスト名、ドメイン名、IP アドレスが使えます。IP アドレスはサブネットマスクを使った範囲指定もできます。
行頭がシャープで始まっている行はコメントとみなされます。
/etc/hosts.allow 記述例特定の IP アドレスからのメール受信をブロックする場合は以下のように記述します。
特定のIP アドレスからの ssh アクセスをブロックする場合は以下のように記述します。
特定の IP アドレスからの sendmail 利用以外の全ての sendmail 利用をブロックする場合は、以下のように記述します。
メッセージを渡す場合は以下のように記述します。
Telnet のアクセスにかわって SSH だけを提供する場合は以下のように記述します。
特定のIP アドレスからの FTP 以外の全ての FTP アクセスをブロックする場合は以下のように記述します。
/etc/hosts.allow お勧めの記述例ポートスキャンという方法で自動生成されたパスワードを使って root や test アカウント名でのサーバーへのアタックが多発しています。パスワードの強化と共に /etc/hosts.allow ファイルでのセキュリティー強化をお勧めします。サーバー管理者以外は SSH アクセスができないようにします。サーバー管理者が固定 IP アドレスを使っている場合はもちろん、自動的に IP アドレスが振られる場合でもサブネットマスクや、ドメイン名を使うことでこうした設定が可能です。固定 IP アドレスを使っていない場合は、サブネットマスクやドメイン名はご利用の ISP に確認ください。 以下の様な記述を /etc/hosts.allow ファイルの最初の指定行に記述してください。デフォルトでは ALL : ALL : allow が最初の指定行になっています。必ず、この行よりも上に記述してください。
/etc/hosts.allow のマニュアルページ以下のコマンドで /etc/hosts.allow のマニュアルページが読めます。
/etc/mail/access.db による設定/etc/mail/access.db ファイルでは Sendmail に特定したサービス設定ができます。詳細は以下ページを参照ください。
access ファイルで Spam 防止 Email: support@speedex.ne.jp
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