Urchin の設定変更
Urchin の設定は ~/usr/local/urchin/config で行われています。 I. <Report> コンテナ.
記載例:#<Report> #ReportName: yoursite2.com #ReportDomains: yoursite.com, yoursite3.com #ReportDirectory: /www/yoursite2/urchin/ #TransferLog: /www/yoursite2/logs/access-log #ErrorLog: /www/yoursite2/logs/error-log #EcommerceLog: /secure/www/logs2/yoursite_elf.log #</Report>
このコンテナでレポート対象を指定しています。
記載方法:
行頭に '#' の付いている行は、コメントアウト行として無視されます。行の記載を有効にする場合は、行頭の '#' を削除します。
1. ReportName ディレクティブの設定
ここには、レポート対象のドメイン名が記載されます。インストール後は、Apache 設定ファイル (~/www/conf/httpd.conf) の ServerName が記載されています。 記載例: ReportName: yoursite.com
2. ReportDirectory ディレクティブの設定 機能: このディレクティブは Urchin にレポートをどこに表示するかを指示します。指定されたディレクトリーは web 表示可能なディレクトリーでなければなりません。インストール時の設定を変更した場合、Urchin はここで指定されたディレクトリー構造の最後のパスは自動的に作成しますが、それより上のディレクトリーは自動作成する事はありません。そのため、例えば、レポートディレクトリーを "/usr/local/www/yoursite.com/urchin" にした場合、 "/usr/local/www/yoursite.com" が既に存在する事を確認してください。 注意: インストールが完了した時点で 記載例:
ReportDirectory: /usr/home/[login_name]/usr/local/etc/httpd/htdocs/urchin/yoursite.com/urchin 3. TransferLog ディレクティブの設定 機能:
このディレクティブは解析対象のログファイルの位置を指示します。 記載例:
TransferLog: /usr/home/[login_name]/usr/local/etc/httpd/logs/yoursite.com/access_log
II. LogDestiny ディレクティブ 機能: このディレクティブは Urchin に解析済みのログファイルをどのように扱うかを指示します。Urchin の機能に満足できる場合は、'delete' オプションを指定されることをお勧めします。これによりサーバーのディスクスペースがログでいっぱいになってしまうことが防げます。 もう一方のオプションは、'don't touch' あるいは 'archive' です。こちらの場合は、日付スタンプを付けてログファイルを保存します。 記載例: LogDestiny: delete オプション 記載例 LogDestiny: dont touch あるいは LogDestiny: archive
Ⅲ. Reverse DNS の設定
ログファイルにはアクセス元のアドレスがドメイン名ではなく、IP アドレスで記載されています。Reverse DNS を設定する事で、Urchin による解析時に、IP アドレスがドメイン名に置き換えられます。通常この作業は時間がかかりますが、Urchin の DNS モジュールは高速です。Reverse DNS を有効にするには、行頭の '#' を削除します。 Reverse DNS が有効になっていないと、ドメインレポートには何も表示されません。 記載例:
ProcessDNS: on Ⅳ. 日本語検索ワード の設定
サーチエンジン等で使われた日本語検索ワードは URL エンコードされています。そのため、ログファイルには URL エンコードされたまま記載されています。正しく検索ワードを認識させるために Urchin による解析時に、もとの日本語にデコードする必要があります。以下の指定を行ってください。記載箇所は # Section 1: Global Configuration の最後が良いでしょう。 記載例:
# To analize Japanese logs, you have to turn on folloing options DecodeURL: on LogEncoding: jp
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