POP-Before-SMTP による SPAM 対策設定
spammer は SMTP RELAY が開いたサーバーを踏み台にして SPAM を行うことがあります。この悪意のある技術は、ダイアルアップのクライアントから送った一通の spam メールが、高速の、オープンな SMTP サーバーによって 50 あるいはそれ以上の e-mail アドレスに展開されるため、spammer にとっては都合の良いものです。 デフォルトでは、すべての VPS v1 は SMTP RELAY を閉じています。この スパムの解決策は、 "POP-before-SMTP" スパム対策設定によって可能となっています。これによって spammer による SMTP RELAY 利用が不可能になります。1998年3月1日以降にオーダー頂いた VPS v1s はすべてこの設定になっています。
作動原理
vsmtprelay
vsmtprelay の使い方は vsmtprelay コマンド、引数なしで実行すれば表示されます。 上記の ip の部分に IP アドレスを入力します。% vsmtprelayvsmtprelay 1.1.0 usage (optional items in []): % vsmtprelay command [arg] [...] where "command [arg] [...]" can be one of the following: "add ip [ticks]" insert address with current timestamp (or ticks) "delete ip [...]" remove specified address(es) "expire [n]" expire all old (or older than n minutes) entries "list [n]" list all old (or older than n minutes) entries "dump" list every entry, including the future timestamped IP addresses are expressed as ASCII "dotted quads", e.g. "10.11.12.13". All timestamps are stored as ASCII strings representing a count of seconds elapsed since 0 hours, 0 minutes, 0 seconds, January 1, 1970, Coordinated Universal Time (the common UNIX epoch). ~/etc/relayers.db データベースは IP アドレスを key、タイムスタンプを data とする「Berkeley DB ハッシュ・ファイル」となっています。(データは全て ASCII 文字列です) vsmtprelay list の出力は、もし要求されれば、手動で編集でき、makemap(8)によって再構築できるフォームにすることができます。 ~/etc/relayers.db データベースは、たいしたディスク・スペースを使いませんが、データベースを小さくしておくために、一定時間ごとに自動的に期限切れにすることもできます。これは Cron プログラム・スケジューラを使用して行うことができます。例えば、以下の crontab エントリーは、毎晩午前 3:15 に、~/etc/relayers.db データベース・エントリーの24時間(1440 分)以上経過したすべてを期限切れにします。
15 3 * * * /usr/local/bin/vsmtprelay expire 1440
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